フムス(ひよこ豆のディップ)は、ぼくの大好きな料理の一つです。
先日、本格的なアラビア料理屋さんでフムスを食べる機会があったのですが、
味の方は……
まぁ普通でした。
普通においしかったのですが、特にテンションが上がるほどではありませんでした。
今まで食べた中でダントツにおいしかったのは、
米国ワシントン州の小さな町の小さなギリシャ料理屋さんで食べたフムスです。
その時の感動は、こちらのブログに書いています。
レシピも添えてあります(このギリシャ料理屋さんのレシピは分からないので、ごく一般的な作り方ですが)。
おいしいフムスを作るポイントは、調理済みの豆を使わずに、ひよこ豆を自分で茹でることですね。水の量と加熱を必要最小限にすることで、ひよこ豆の旨味や甘味を最大限に活かしたディップになるはずです。
そして、先ほどの小さなギリシャ料理屋さんのフムスが他のフムスと決定的に違っていたのは……
ニンニクの量です!
外食で出てきた料理で、「これはかなりニンニクが効いてるな~」と感じることがありますよね。香りとか味とかで。
それよりワンランク上の、
「これって、いったいどのくらいニンニク使ってるんだ!」と驚くフムスでした。
日本では、そこまで思い切ってニンニクを利かせたフムスは食べたことがありません。
ですから、最後の決め手はニンニクの量なのでしょう。
それは分かっているのですが……
自分でフムスを作る時には、ニンニクを入れないか、ごく少しにするか、になってしまいます。生のニンニクを使うので、ガツンと使う勇気がでないのです。
ホームパーティとかでお客さんに出す時にも、「ご迷惑がかかならにように」ニンニクなしにしてしまいます。
料理講座でフムスを作った時にも、「良かれと思って」ニンニクなしにしました。
その時に、本場のフムスをご存じの生徒さんが一口食べて、一言。
「やっぱりニンニクを入れないとダメですね」
やっぱり、そうですよね!
ニンニクを入れないフムスなんて、クリープを入れないコーヒーですよね(これって、死語ですか?)。
皆さんも、翌日誰とも会わない日とかがあれば、ぜひニンニク増し増しのフムスをお試しください。
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