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野菜

​丸元康生のスンナリ栄養学

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消化と吸収を助ける「ヨガ的な食事」㉖【by 平田ホリスティック教育財団 理事 丸元康生】

 食べたものをしっかり消化して、吸収する。

 そのための秘訣があります。

 食べることに、ピタリと意識を合わせればよいのです。

 「うわぁ~おいしそうだなぁ」と目で見て、香りを感じて、おいしくいただくだけでOK。後は、必要なことを脳が全部やってくれます。


 五感を通して「おいしい刺激」を存分に受け取ると、「食事をする」という動作と脳が繋がります。すると脳は、消化と吸収にかかわる臓器の働きをコーディネイトして、全体がうまく運ぶように取り計らってくれるのです 。

 このあたりは、「ヨガ的な食事」③でお話ししました。





 ただ、問題なのは、「食べることに意識を合わせる」のが簡単ではないこと。たいていの人は、目の前のお料理とは別のところへ意識が飛んでしまっています。

 食事中にテレビを見たり、雑誌を読んだり、SNSをチェックしたり。あるいは、いろいろと余計な考えを巡らせたり。








 消化・吸収によい食べ方をするためには、普段から「目の前のことに集中する」練習をしておく必要があります。

 そのトレーニングになるのが、「ヨガ的な食事」⑬でご紹介した「お皿洗い瞑想」や、前回の「食べる瞑想」です。








 レーズンを使ったエクササイズで感覚をつかめたら、ティータイムや軽いスナックを摂る時に、応用してみましょう。  食べる瞑想では2粒のレーズンに10分かけましたが、おやつタイムでは5分で5粒のアーモンドくらいのペースが適当です。






 食べる瞑想は、あくまで瞑想がメインで、レーズンは小道具です。

 一方、間食では食べることがメインですから、10分かけて隅々まで観察する必要はありません。食べるものにしっかり意識を合わせて、丁寧に味わうことに集中してください。

 テレビやスマホを見ながらスナックを食べていると、ダラダラ食べ続けてしまいがちです。意識を合わせてゆっくりと味わえば、食べる量も少なくてすみますからお財布にやさしいですよ!

 おまけに、からだにもやさしい食べ方になります。それについては、次回お話ししましょう。

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